療養の特徴 児童指導員、児童発達支援管理責任者が、個々の子どもの特性と課題に応じた活動を設定します。学習支援などの活動をはじめ、ひもを結ぶ、お箸を使う、服を着脱する、といった、生活の質に直結する微細運動スキルのトレーニングを行います。ご家庭からの意向を反映して、生活スキルの向上を図る時間にしていくほか、支援者側は、子どもたちのできること、できないことをしっかりと見極めて、他の場面での支援フィードバックしていきます。 サーキットトレーニングや、屋外に出かけての集団遊びなどを通じて、社会とのかかわりの力(ソーシャルスキル)の向上を図ります。屋内活動のツールの一つとして、ボードゲームなど、アナログゲームを用いた集団活動も取り入れていきます。自他の気持ちを考えてプレイしたり、相手の表情を読み取りながらプレイしたりなど、オンラインゲームのチャットでは味わえない、人と人とのかかわりを体感できる活動として位置づけていきます。 子どもたちののびのびとした自由な活動を保障していきます。「何かの活動をさせる」「プログラムをこなさせる」「ほかの子と同じことをさせる」といった支援はもちろんとても重要なことですが、支援者側が「何かをさせることに満足する状態」に陥りがちです。子どもは、自分の自由な時間を通じて「表現する」「伝える」「受け入れる」「見立てる」「真似をする」などといったスキルを自然と獲得していくものであり、それこそが「成長」であると考えています。